アレマイユ・エシェテ（2021年80歳で他界）は 1960 年代から主にアムハラ語で歌いエチオピアのエルヴィスの異名を持つほど人気が出たシンガー。 最初にアディスアベバの有名な警察オーケストラと共演し1961年に最初のヒット曲「ソウル」をリリース、その後ギルマ・ベイエネとともにアレム・ギルマ・バンドを設立。15年間に約30枚のシングルをリリースした。本作は1992年に 録音した作品でバックはエチオピアの名門バンドThe wallias bandが担当、ゲストもIvo Papasvといった東欧のチンドンジャズ的演奏家当時ユニークなスタイルで人気のあったアーティストも参加して、彼の持つ独特の音階で歌われるこぶしの効いた歌こえと90年代のちょっとエレクトリックなサウンドが妙にマッチした作品です。