キューバの名歌手アベラルド・バローソ（1905〜72）にスポットを当てた復刻編集盤。キューバの基幹音楽として知られるソンの人気グループだったセステート・アバネーロの初期（1920年代）からトップ歌手の地位を保ち続けたバローソが、チャランガ編成のオルケスタ・センサシォーンに参加した50年代半ばから61年までの間に、キューバで最初のインディペンデント・レーベル“プチート”に残した名唱の数々をここに収録した。強烈なヴィブラートを交えながら難しい歌い回しも軽くこなすバローソのエレガントな歌声で、「南京豆売り」などの名曲を披露。さらにバーニー・グランドマンによる素晴らしいリマスタリングと、詳細な解説や貴重な写真を掲載したブックレットおよび日本語解説書で、バローソ第２の黄金時代を追体験することができる。 (RICEレーベル　HP解説より）