ミャンマーのロックの代表アーティスト、ゾー・ウィン・トゥット率いるバンドで80年代に結成されたEMPERORは、オリジナルのミャンマーロックを模索し続け、その努力は今や多くのファンに支持されています。 本作JMG MGはロックをベースに、カントリー、ブルーズやレゲエといったジャンルとの融合、ミャンマーでもその音楽性は高く評価されています。 ミャンマーのロックを代表するアーティストのゾー・ウィン・トゥットが作ったバンド「EMPEROR」の近作。EMPERORは1980年代彼の他、ゾー・ミョー・トゥット（弟でリードギタリスト）、キン・カム・フォン（ベース）、ワイ・トゥン（ドラム）、マウン・マウン・ルウィン（キーボード）、ジョン・オハラ（アコースティック）の5人で結成（現在は7人）。キャリア初期は、カントリーとロックンロールの歌手として活動、1983年の1作目以降に3枚のアルバムを発表後1989年、ベストアルバム「ザ・ベスト・オブ・ゾー・ウィン・トゥット」が大ヒットしミャンマーでの地位を得ました。ただ当時多くのアーティストが海外のカヴァー曲で活動していたことをやめ90年代以降オリジナルにこだわりそれをメインに活動、オリジナル・ミャンマーロックの発展に大きく貢献したグループとなり、また、ロックの他にブルーズ、レゲエなどの違ったスタイルをミャンマーロックにミックスした最初のバンドで近年作の本作でもそのスタイルを聞くことができます。