エジプトのカイロからナイル川を進むとアフリカ、アラブ、西洋など多くのカルチャーがクロスする地域ヌビアに行き着く。そこに住むヌビア人の代表的アーティストとしてとても人気の高かった故アリ・ハッサン・クバーン氏の1989年1STアルバム。ギター、ベース、サックス、トランペット、電子楽器、ヌビアのパ−カッション、アコーディオン、バグパイプと言った楽器編成にがっつり乗っかる彼の歌声は、絶妙にぬめりがあり、こぶしが回って河内音頭や江州音頭に近いノリを体現させてくれます。まさにワイルドなアフロ・アラブ・グルーヴをしっかり楽しませてくれます。オリジナルジャケットです。以前来日時に関西の江州音頭のトップ歌手初代桜川唯丸氏と交流、その後のアルバムで唯丸師匠の名曲「さのせ」をヌビア調に歌って話題となりました。